九州百名山① 釋迦ケ岳

齢40を超え、思う所ありまして山歩きをはじめました。九州に住んでおりますが、九州には百名山があるらしく、月1,2回ぐらいのペースで近場の1000m以下の低山から登っていって、最終的にグランドスラムが目標です。

九州の山は、雪が少ない。熊がいない。さほど高くない。というのでこの体たらくな体で始めるには都合がいいこと請け合いです。5~10年ぐらいかかりますけど気長に行きたいとおもいます。

 

第一座 2017-11-23

今回始めてということで、近場の釈迦ヶ岳に登ってきました。

Googleの”地図で釈迦ヶ岳で検索すると他の釈迦ヶ岳でできてしまいますので、”釋迦ケ岳”か、登山口に当たる”法華嶽薬師寺”で検索しないと出てこないという穴場感があります。そもそも”法華嶽”の読み方もわからず。。。WebサイトのURLから”ほけだけ”で読むことを確認するという一手間もあり、金田一耕助的な謎解き高揚感も覚えることができました。。

そして、近くには結構大きめの公園がありまして、キャンプやグラススキーなんかも楽しめるみたいです。公園の周りには「どぶろく」と書かれたノボリが立っていてそっちがすごく気になって仕方がなかったです。でも今回は車なので今度妻に連れて行ってもらいます。

 
www.town.kunitomi.miyazaki.jp

 

どぶろく特区”ってなんかアンタッチャブルな感じもしなくもないですが。。

temaemiso.com

 

JR宮崎駅からは北西に30Kmぐらいで、車で40分といったところです。登山口の法華嶽薬師寺には、2,30台は停められる駐車場があります。僕が着いた8:30時点ではすでに5,6台ぐらいは停まっていたので寂しくはなかったです。帰るときにかこんな感じで15台ぐらいはありました。

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あと、トイレもちゃんとあったので拝借したのですが、イノシシが入ってくるみたいで壁面にはアルミホイルみたいのが貼られていて夜間は電気を流しているようです。

確かに熊はいないけど獣神様はいるわけですね。。

 

登山口の案内表示では、頂上までは3.5kmの2hぐらいコースと書いてましたが、デスクワークの中肉中背な40代のおっさんの足でも、休憩を入れつつ1.5hで登ることができました。下りは1hをちょっとはみ出すぐらいでした。

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登山口まで来てから、片道3.6kmって町中歩くのでもしんどいじゃないか?と、ここでリタイアして下の法華嶽公園でのんびりしようかとも思いましたが。。。

僕より歳がちょっと上ぐらいの人が颯爽とトレイルランニング風に走り抜けていくのを見て、筋肉痛覚悟で頑張って登ってきました。

 

 

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Google Fitのデータですが、距離数が倍の7.5kmになってますねw。

 

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 最初の1,2合目までは車が通れる道幅でゆったりと登れます。

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3~4合目から山道に差し掛かります。

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4合目で一旦休憩して、5合目までは割りと気楽に登れます。

 

 

問題は6~7合目で、正直なんどか帰ろうかと思いました。いったいトレイルランニングの人はどうしてるんだろう。。というのが脳裏によぎります。

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8合目手前の展望休憩所でしばし休憩して気を取り直し、

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このへんまで来ると体が慣れてきて、折れそうな心がリカバリしてきたので、一気に頂上まで。。でも写真はピンぼけですw

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途中、折り返してきた2人トレイルランナーとすれ違い(当たり前だけど帰りも走りなんですね。頭が下がります。)、先に登られていた1人のおじさんと3人の女性登山グループを追い越して、ついに頂上!!

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ガスが掛かっていて日向灘は見えませんでしたがやりきった感は半端ないです。そしてやっぱり写真はピンぼけ。。

 

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この先、5分ほど歩くと展望台があるようなのですが、家族をほっておいて登りに来たので、今日はここまで。。

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頂上では、2人の女性登山客がいらっしゃいまして女子トークされていました。

女性に愛される山なんですね。。

 

お一人は定年を迎えられたのか、エブリディがサンデイっとおっしゃってるのを耳にしました。

「だったら平日ゆっくり来ればいいじゃん」という心のつぶやきが聞こえたのか。。平日は人がいなくて寂しいのだとか。。

あと時期的にも秋冬は山ビルがいなくていいんだそうです。

ヤマビル - Wikipedia

確かにこんなグロいのにはあまり会いたくないですね。

 

で、コーヒー飲んでまったりしたところで、いざ下山です。性格的になものなのか下り坂は最高!

若い頃はスキーとかスノボをしていたので、地面に着地するときの足裏から膝へ感覚が心地いいです!

次に足をどこにどれ位の歩幅で置くかを考えながら降りていると、しばらくつかっていなかった脳の部分が蘇ってきた感じすらしました。

登山用のストックってお年寄りっぽくってあまり持つ気にはならなかったのですが、下山するときで使ったら楽しそうですね。

 

下山途中では、10人ぐらいのお年寄りのグループや、小3ぐらいの子供連れ、あと小型犬連れと、いろいろなパターンの登山客とすれ違いまして、まさに老若男女+獣という登山ファンの層の厚さを実感しました。

 

デビューとしてはまぁまぁのスタートを切れたと思うので、またちょいちょい行きたいと思います。

 

一応、装備は以下のとおりです。

  • 帽子(キャップ)
    ほとんど林の中なのであまり必要なかったかも。山ヒルのシーズンは首からの侵入を防ぐためにハットのほうがいいみたいですね。

  • ウインドブレーカー(フード付き防風タイプ)
    10℃ぐらいの気温でしたが、登っているときに汗ばむぐらいでちょうどよかったです。

  • トレッキングシューズ

    webshop.montbell.jp

    雨上がりのコンディションでしたが、石に乗ったときには若干滑りそうな感じがしました。

  • 手袋(百均の)
    ロープや岩を伝って登るポイントもあるので、滑り止めがついてる方がいいです。登っているうちに暑くて脱ぎたくなりました。

  • 麦茶
    カフェインが入っていないのでトイレが近くならないです。

  • ホットコーヒー
    頂上でのむコーヒーは最高。できればそこで淹れたいのでコンロとかも考えてみたい。結局トイレが近くなる問題勃発。

  • かんぱん(前日に避難訓練でもらったやつ)
    非常食用です。キャンディも入っています。

  • タオル

 

持っていけばよかったもの

  • 着替えの下着
  • 登山用ストック
  • 雨具
  • アウトドアコンロ
  • GPS付きガーミン(スマホのセンサーはあまり当てにならないですね。)

 

以上でした。